楽天市場での多店舗展開戦略
前提
- 本記事は、既に楽天市場で既存店舗を運営している方向けになります。
- 本記事は、楽天市場で同一商品を多店舗展開したい方向けになります。
楽天市場で多店舗展開する目的は、アクセス数の増加による売り上げ・利益の増加です。
1店舗のみで戦うより、多店舗展開する方が売上・利益の成長率が向上します。
事前に、質問がきそうな疑問を解決してから、本題に入ります。
疑問1:同じ商品で多店舗展開するとレビューが分散されて売上が落ちるのではないか

A店(既存店舗)とB店(新規店舗)の場合、市場シェアがB店に流れてしまいます。
結果、レビューが少ないB店に流れてしまいレビューが無い事で成約率が悪く、A店1商品ページで販売実績を貯めた方が、短期的にみるとレビューが分散せずコストパフォーマンスが高いです。
その点からは、短期的には多店舗展開しない方が良い結論になります。
長期的には、レビューもA店・B店にたまり、成約率に大きくは変わりません。
以下本題です。
楽天市場での多店舗展開とは

通常多くの店舗様は1店舗で運営していますが、複数の店舗を出店する事ができます。
1法人に対し、4店舗前後の出店が可能です。(2025年10月26日現在)
楽天市場における多店舗展開の基本戦略
基本戦略は、シェア率の拡大です。
戦術としては、各店舗で注力キーワードで上位表示させる事です。各店舗で、SEO対策を行い注力キーワードを決めます。全く同じですとコピーページとしてみなされてしまいますので、タイトルとキャッチコピーだけ変更します。説明文は同じでも大丈夫です。
上位表示されるキーワードとスピードは異なる
複数店舗で同じ施策を行っても、上位表示されるキーワードとスピードは異なります。
理由として、SNSで紹介される事でアクセスが増えたり、どのキーワード経由の受注数が多く入るかや、商品ページの販売実績、店舗内流入等の複合的な要因があり、上位表示するスピードとキーワードが異なります。
特に、バッグ・財布・服等のファッション系の商品はインフルエンサーによる影響で紹介されて一気に売れますので運営側でコントロールができません。
つまり運の要素です。
楽天市場より多店舗展開できない(断られた)理由

既存店舗のスコアが良くないと、2店舗目・3店舗目は出店出来ない場合があります。
特に、ナショナルブランド(型番商品)で取り寄せ販売するビジネスモデルではスコアは低くなる傾向にあり、多店舗展開が3店舗以降難しい場合があります。
店舗のスコア項目は以下を参考にされてください。(RMS>データ分析>店舗チェックシート)
- 低商品レビューの少なさ
- 店舗都合キャンセルの少なさ
- 売切れ商品の少なさ
- ユーザクレームの少なさ
どうしても出店したい場合は、別法人を作って出店するのが確実です。
また、ECCに相談して出店の部署に依頼してみるのもよいと思います。(期待小)
多店舗展開のメリット・デメリット
メリット
シェア率の拡大
2店舗にすると露出が約2倍になり、売上も2倍やそれ以上が期待できます。
シェア拡大する戦略として、多店舗展開が最も効果的です。
リスク分散
A店で売上が落ち込み利益がでなくても、B店で好調なら利益を出す事が期待できます。
また、万が一A店が何かしらの理由で強制休店をさせられてしまい、売上が立たない事も運営をしていれば出てきます。その際の売上が0%になるのか50%になるのかの違いは大きいです。
万が一の為にリスク分散して会社に利益が入ってくる状態を作る為に、多店舗展開は効果的です。
デメリット
プライベートブランドの場合、先行投資の必要あり
特にプライベートブランドの場合に該当しますが、新規店舗を出したら商品ページの作り込み・広告・割引等の先行投資が必要です。
先行投資ができない場合は、広告が打てない事でアクセス数が少なく、レビューが無く割引もできない事で成約率も低く、利益拡大どころか出店費用すら賄うことができません。
先行投資は必要不可欠です。
一元管理ツールの導入
1店舗のみであればよいですが、複数店舗の場合は問い合わせ対応・受注対応・商品連携(必要に応じて)のサービスがあるほうがコストパフォーマンスが良いので契約する判断になるはずです。
まとめ
- 楽天市場で多店舗展開する目的は、アクセス数の増加による売り上げ・利益の増加。
- 楽天市場で多店舗展開の基本戦略は、シェア率の拡大。
- 楽天市場で多店舗展開できない場合は、別法人の設立。
- 楽天市場で多店舗展開のメリットは、シェア率の拡大と、リスク分散。
- 楽天市場で多店舗展開のデメリットは、先行投資が必要なことと、一元管理ツール導入コストと運用が必要なこと。


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